※本記事は個人の体験をもとにした情報共有であり、
特定の方法を推奨したり、申請結果を保証するものではありません。
提出方法や内容は申請状況により異なる場合がありますので、
最新情報は出入国在留管理庁の公式案内をご確認ください。
はじめに
配偶者ビザ(在留資格「日本人の配偶者等」)を申請する際には、
提出書類のひとつとして 「質問書」 の提出が求められます。
質問書は、夫婦の関係性や生活状況、コミュニケーションの実態などを確認するための書類で、
全部で8ページ構成となっています。
基本的に質問事項に沿って素直に記入していればよいですが、配偶者ビザの合否を決める資料でもあるので、どのように書けばよいのか不安に思う方も多いと思います。
この記事では、配偶者ビザを取得した私たちが実際に記入た内容を一例として紹介し、
各項目の考え方や注意点を整理します。
質問書について
質問書は、出入国在留管理庁の公式サイトからダウンロードできる書式を使用します。
※提出時は、必ず最新の様式を使用してください。
質問書記入の注意点
質問書記入の際の注意点を先に挙げます。
- 名前や住所などの表記、記載内容が一致していない
- 日付や時系列が他資料とズレている
- 収入、住所など、他の提出資料と内容が異なっている。
- 誤字脱字
- 鉛筆や消えるボールペンなどで記入している
私の場合、誤字等で5回ほど質問書を書き直しました。
印刷する場合は、多めに印刷しておくと安心です。
以下の記入例において、各項目ごとの参考資料も記載しているので、質問書の記載内容と参考資料を見比べながら書くと間違えが減らせると思うので、ご参考ください。
質問書【1ページ目】の記入例とポイント
df9b8236f64ae70e51feb07129c46ac6-1申請人 国籍・地域/氏名/性別
申請人(外国人)の国籍・地域/氏名/性別を記入します。
- 国籍:台湾籍の場合は「台湾」と記載
- 氏名:パスポートに記載されているアルファベット表記
- 漢字名がある場合は
「アルファベット表記/漢字表記」のように併記 - 性別:該当するものを記入
すべての項目について、パスポートの記載内容と一致しているかを確認しました。
※参考資料:パスポート
配偶者 氏名/国籍・地域/住所/電話
日本人配偶者の氏名/国籍・地域/住所/電話番号を記入します。
- 氏名:戸籍どおりに記載
- 国籍・地域:「日本」
- 住所:住民票と一致しているか確認
- 電話番号:固定電話がない場合は「該当なし」と記入
※参考資料:戸籍謄本、住民票、パスポート
配偶者 住居情報
・すでに同居している、または
賃貸借契約書に申請人の氏名が記載されている場合は、「有」を選択し、同居者の氏名を記入
・同居しておらず、住民票にも記載がない場合は、「無」を選択
住宅の形態についても記入します。
- 自己所有
- 借家(賃貸)
賃貸の場合は、家賃・間取りを記載します。
もし2DK の場合は、Lを二重線で消して「2DK」と記入してください。
※参考資料:住民票、賃貸借契約書
配偶者 会社情報
配偶者(日本人)の
- 勤務先名
- 勤務先住所
- 電話番号
- 職務内容
- 就職年月日
を記入します。
職務内容は、詳細すぎる説明は不要で、簡潔な説明で問題ありませんでした。
勤務先住所は本社の住所ではなく、実際に勤務している支店・事業所勤務の
実際の勤務地の情報を記載しました。
※参考資料:在職証明書、会社ホームページ、会社案内
質問書【2ページ目】の記入例とポイント
86552e89205ba4de0252c3cd1942c664結婚に至った経緯(いきさつ)
- 初めて知り合った時期
- 知り合った場所(国名・地名)
を記入します。
結婚に至るまでの経緯は、
質問書の記載欄だけでは十分に書ききれない場合が多いと思います。
質問書内にも
「適宜の用紙を使用して記載しても差し支えない」
と明記されています。
私たちは質問書には「別紙に記載」とだけ記載し、
申請理由書などを別途作成する方法を取りました。
※参考資料:パスポート、出入国履歴が確認できる資料
質問書【3ページ目】の記入例とポイント
c3dd121ec3408cc7b7f3793d0e751356紹介者の有無などについて
- 友人の紹介
- マッチングアプリ
- 結婚相談所
などがある場合は、その内容を記入します。
私たちの場合は該当しなかったため、
「無」を選択し、紹介者欄は空欄としました。
夫婦間の会話で使われている言語について
日常生活で使用している言語を記入します。
私たちは、【日本語】と記載しました。
質問書【4ページ目】の記入例とポイント
d2667664f3177e1d3093fe9a7f005bc6語学レベルに関して
語学レベルについては、
客観的に確認できる資料を別途提出することで、内容の説明がしやすくなると感じました。
※参考資料:
日本語能力検定(N1・N2・N3)合格証明書、留学証明書など
外国人配偶者が日本語をどのように学んだのか
以下のような観点で記入しました。
- いつ:高校・大学・留学など
- どのように:授業、独学、会話、教材など
- 実績:資格、留学経験、就労経験など
事実に基づいて、
過度な表現にならないよう注意して記載しました。
※参考資料:日本語能力検定(N1、N2、N3)などの合格証明書、留学証明書
コミュニケーションが取れないときの対応
言葉が通じにくい場面で、
どのように対応しているかを記入します。
私たちは、
- 配偶者が理解できる簡単な日本語で言い換えて説明する
- 辞書や翻訳ツールで日本語の意味を調べる
- その場でインターネットで日本語の意味を調べる
といった内容を記載しました。
通訳者に関して
私たちは通訳者がいないので、「該当なし」と記入しました。
結婚届出時の証人に関して
婚姻届に記載した証人2名を記入します。
婚姻届の内容と完全に一致しているかを確認しました。
※参考資料:婚姻届
質問書【5ページ目】の記入例とポイント
555c02f580df2ade7411497b2a2dc35f結婚式(披露宴)について
結婚式を行った場合は、
実施した年月日と場所を記入します。
まだ実施していない場合は、
- 予定日
- 予定している場所
を、現時点で決まっている範囲で記入します。
予定日や場所が未定の場合は、
「〇年〇月頃に〇〇で挙式を検討中」
など、検討状況が分かる形で記載するとよいと感じました。
私たちの場合は、
結婚式を行っておらず、今後の挙げる予定もなかったため
「該当なし」と記入しました。
ただし、フォトウェディングを予定していたため、
その内容については簡潔に補足説明を記載しました。
結婚式をしていないこと自体が問題になるわけではないため、
事実を正確に記載することを意識しました。
結婚歴について
夫婦それぞれの結婚歴を記入します。
この項目は、
- 戸籍謄本の記載内容
- 婚姻届の内容
と一致しているかを必ず確認しました。
過去の結婚歴についても、
虚偽なく省略せず事実どおりに記載することが重要だと感じます。
※参考資料:戸籍謄本
日本への来日回数・時期について
申請人(外国籍配偶者)が、
これまで日本へ来日した回数と時期を記入します。
私たちは、観光や私的な目的など、短期滞在で来日した事実について、
簡潔かつ事実ベースで記載しました
短期滞在での来日については、
短期滞在ビザの活動内容と整合性が取れる表現を意識しました。
※参考資料:
パスポート、出入国履歴が確認できる資料
質問書【6ページ目】の記入例とポイント
91c0a8aa63f61c08859747442398ef86配偶者(日本人)の出国歴について
配偶者(日本人)が、
結婚前後を含め、申請人の母国などへ渡航した回数と時期を記入します。
記載にあたっては、
- パスポートの出入国スタンプ
- 出入国履歴
を確認し、事実どおりに記載しました。
また、他の資料とズレがないかを確認しました。
※参考資料:パスポート、出入国履歴
申請人(外国人)の強制退去歴について
申請人が、過去に日本から退去強制されたことがあるかについて記入します。
- 該当しない場合は「無」を選択
- 該当する場合は、以降の設問に従って詳細を記入
私たちの場合は該当がなかったため、
質問書7ページ目までスキップしました。
※過去の経歴について不安がある場合は、
行政書士などの専門家へ相談することも一つの方法とされています。
質問書【7ページ目】の記入例とポイント
33c73de75ab5e3df62511592c88847dcお互いの親族に関して
夫・妻それぞれの親族情報を記入します。
- 氏名
- 年齢
- 住所
- 電話番号
は、申請時点の情報を記載しました。
私たちは念のため、
家族に確認し、住民票上の住所をもとに記入しました。
※参考資料:戸籍謄本
質問書【8ページ目】の記入例とポイント
b9e347ed0caa04eadab18e58841332adお互いの子供に関して
お互いに子どもがいる場合は、その情報を記入します。
私たちには子どもがいなかったため、
空欄のままにしました。
※参考資料:戸籍謄本
結婚を知っている親族について
結婚の事実を把握している親族について、
該当する項目に〇を付けます。
私たちは、
- 双方の両親
- 近親者
が結婚を把握していたため、
該当する箇所すべてに記入しました。
顔合わせ時の写真などを参考資料として提出すると信ぴょう性が増すと思います。
※参考資料:顔合わせ時の写真など
最後に
質問書の最後に、
- 質問書を記入した日付
- 配偶者(日本人)の自筆署名
を記載します。
提出前に、
- 記載漏れがないか
- 事実と異なる内容がないか
を改めて確認しました。
まとめ|質問書は「整合性」と「事実」が重要
以上が、私たちが実際に作成した
質問書の記入例をもとにした紹介です。
質問書の記入では、
- パスポート・住民票・戸籍などとの一致
- 他の提出書類との整合性
- 事実に基づいた簡潔な記載
を特に意識しました。
質問書だけで説明しきれない場合は、
申請理由書などの別紙を活用することで、内容を補足できます。
本記事は、あくまで個人の体験を共有する目的でまとめたものです。
最終的な要件や判断については、
必ず出入国在留管理庁の公式情報をご確認ください。
これから配偶者ビザを申請される方の参考になれば幸いです。


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